やもり

護られなかった者たちへのやもりのレビュー・感想・評価

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)
3.0
友人と映画館にて。

東日本大震災後の人々の暮らし、人の感情の変化を映した悲劇作品。

震災から10年経ったある日、役所の人間が餓死状態で発見される。
それを発端に同一人物による犯行と思われる連続餓死殺人事件が起こる。
という社会派ミステリー。

主題歌である桑田佳祐さんの「月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)」がやたらと刺さるような作品。

「お金が全て」
それを覆そうとする人達との戦いだったのかな。
もちろんお金がないとライフラインは絶たれる。でも稼ぐすべのない状況。
それを助けるのが生活保護であって。
だけど生活保護に対してマイナスなイメージを持つ人。
生活保護を悪用する悪人。
生活保護を受けている人を悪者とする人。
全てが交差する、上手くいかない。
何とももどかしい気持ちになった。
やもり

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