マオ

護られなかった者たちへのマオのレビュー・感想・評価

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)
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う〜ん、手放しに生活保護って問題だよねと言えない映画...。伝えたいことも分かるし勿論生活保護の受給に問題があることは承知なんだけど、自分の親が公務員で色んな職場の現状も聞いてたりするから1職員を恨むのは見当違いというか。こういうこと言うと怒られるんだろうし、勿論カンちゃんの動機も最もだとは思うけど完全に生活保護受給側の立場からの視点すぎて...。やっぱり1番難しいことだけど体制から変えていかなければいけない話なんだろうね、城之内の『そういう国に住んでるんです』は苦しい日本のリアルを伝えてると思った。あと、カンちゃんなんだけどSNSで発信してる言葉と実際に犯してる殺人に強烈な乖離を感じてしまって個人的に全然ダメだった....。逆に同じような境遇の利根は凄く良かった。『死んでいい人間なんていない』、カンちゃんには漸く最後になって届いたけどね...。
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