ともぞう

護られなかった者たちへのともぞうのレビュー・感想・評価

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)
3.7
役者が上手いので見応えはあったが、いろいろモヤモヤしてしまった。役所の人達も鬼ではないが、決まりもあり、野放図な対応は無理。それをあんなに酷い方法で殺すのか?か細い女子1人であれだけの殺害をやるのは無理では?けいさんも無理やり申請を取り消された訳ではなく、ある程度納得もしてそうした筈で役所の人達を恨んでもいなかったのでは?生活保護の制度にいろいろ問題があるのは事実だと思うが、この映画の表現では誤解する人が増えるのではと感じた。

〈あらすじ〉
東日本大震災から9年が経った宮城県仙台市で、被害者の全身を縛った状態で放置して餓死させるむごたらしい連続殺人事件が起こる。容疑者として捜査線上に浮かんだのは、知人を助けるために放火と傷害事件を起こし、刑期を終えて出所したばかりの利根(佐藤健)。被害者二人からある共通項を見つけ出した宮城県警捜査一課の刑事・笘篠(阿部寛)は、それをもとに利根を追い詰めていくが、決定的な証拠がつかめない。そんななか、第三の事件が起きようとしていた。やがて、被害者たちが餓死させられることになった驚くべき事件の真相が明らかになる。
ともぞう

ともぞう