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護られなかった者たちへのuのレビュー・感想・評価

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)
3.7
東日本大震災、生活保護と貧困を軸に置いた社会派ミステリー
震災で護られなかった者だけでなく、人の手によって護られなかった者も多くいるという事
全体的には概ね満足な内容だが、過去と折り合わせ丁寧に思えた前半と比較し、いざ犯人!となったら心理描写が薄いかなという印象
展開や犯人も分かりやすく、ミステリーやサスペンス好きな私としては物足りなかった
一方で、震災でどうしようも無い現実(誰を憎めばいいのか分からない)やそれに絡む生活保護の問題(不正受給、受給されるべき人に行き渡らない)にやるせなさを感じた
社会派としては新しい視点を得られる作品だった

阿部寛さん+ミステリーとなると新参者を彷彿とさせる
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