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君が世界のはじまりのknaigkのレビュー・感想・評価

君が世界のはじまり(2020年製作の映画)
3.7
欠落 と 補填

「普通、いつもの、別に、なんも...」
この抽象的なもんたちってなんだろう。と思わされた

混ざり合うことのない人生の線と線が見えて、孤独だった。
学校ってその何本もの線ををひとつにしちゃうんだもんな。とんでもなく残酷なものだよな。
それぞれ見えてるものが全然違って、分かり合ってると思ってもきっと全然わかり合うなんてできなくて。そして、それが一番苦しくて。
だからこそ、苦しみを経験するために、学校は絶対に必要だと思う。

生きてるだけですんごいんだよ。
強いね、辛いね、頑張ってるね、って事件を起こした子に声かけたかった。そして業平くんみたいに「頑張れ」って言ってやりたい。
「明日は我が身」みんなこれを思ったはず。自分が向こう側にいたかもしれないと本気で思ったはず。

「頑張ってる人に頑張ってって言っちゃいけない」っていう文言に、私は全面的に賛同してた。だから容易に使わないようにしてた。
でも、「頑張れ」って言葉を必要な人に投げかける力が本当に求められてるってことに気付かされました

初恋って世界をはじめてくれる、広げてくれるようなもの。
君が世界のはじまり
これこそ。うん。

「初恋は叶わへんのよね」に、うわぁぁぁってなったわ
そう簡単に、気持ちは交差してくれんよ。悲しいけどな。
すごく勝手だけど自分の子どもには実らせてあげたいなんてことを考えて最悪だわ全くもう

ハッピーエンドすぎるかもしれないけれどそれで良かった

「気が狂いそう」

「傷つけたい」「優しくしたい」

アホアホアホアホアホ

田舎の象徴のような大型ショッピングモールが大事な役割を担うあの感じが、とっても良かった
(金子大地くんのなにがいいって、声が最高だな)
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