稜

君が世界のはじまりの稜のレビュー・感想・評価

君が世界のはじまり(2020年製作の映画)
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率直に、自分の中の新しい好きを見つけてしまった感。
閉塞的な日常も会話の1つ1つも、決して輝かしいものばかりではないけど、確かに青春だった。
6人がそれぞれ悩みや生きづらさを抱えていて、そのどれもが自然でリアル。みんな特別を望んでいるわけじゃなくて、今よりちょっとだけ先にある普通を掴もうともがいていたように思えた。
高校生の抱える衝動を代弁するかのように爆音で鳴り響くブルーハーツ、最高!
自然光とクローズアップの使い方がめちゃくちゃ良い。
稜