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マグノリアのyamtantanのネタバレレビュー・内容・結末

マグノリア(1999年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

最初の1時間は起承、
1時間以降は転、
最後の1時間は結、
と言った具合に物語が進む。

登場人物が多いが、
それぞれの物語を忘れなくらいのタイミングで
続きが挿入されるので、
緩やかな緊張感が続く。
物語が転がり始めると、
音楽も相まって緊張感が加速する。

ラストは生物ホラーの力技に感じだけど、
張り詰めていた気持ちが、
一気に解放された感じがした。
(ただ苦手な人には、
トラウマシーンになりそう……。
自分も虫だったら直視出来なかった。)
そこから物語のだいたいが結に繋がっていくが、
最初の事件が解決していないのが気になった。

末期がんの飼い主に次いで
飼い犬が亡くなった様に見えると、
「あらあら、寂しくなっちゃったのね」
なんて言いがちだけど、
実は原因あるって所が、
人生の因果応報感が出ている。

個人的には警官ジムが幸せになれて良かった。
自分の仕事と個人的な感情を切り離して、
人を許す事が出来るジムは、
きっとクローディアの事も許す事が
出来るだろうなあ。

アップで見続けられる、
トム・クルーズさん美しさよ……。
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