マグノリアの作品情報・感想・評価

「マグノリア」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

シュールが降ってくるこの感じ。
一人ひとりの話が切ないなぁーと思ってたらそれを吹き飛ばす展開。
なにも知らずになんとなく見られて超幸せ。前情報なしに見るのが一番の映画。
foodunited

foodunitedの感想・評価

5.0
なっがいけどとにかく面白い。トム・クルーズの最高傑作だと思う
ものすごく面白いってわけじゃないけど、なんだか気になる。
長いけど不思議と飽きない。
ある町の十何人かが微妙に影響し合いながら過ぎていくある一日。

なにかと重いものを背負った歪なヤツらがそれぞれにちょっと救われたり肩の荷を下ろしたりしていくのが良い。

一本の映画としては十分長い部類だが、もうちょっとコイツらのことを見ていたくなった。

トム・クルーズのセミナー超楽しそう(笑)。
TANIROCK13

TANIROCK13の感想・評価

1.8
長いのと様々なストーリーを入れ過ぎてる感が強い、クライマックスは割といい。
LA、サンフェルトナンド・バレー、くもり。女性の口説き方を指南し成功を収めるフランク、長寿クイズ番組の名司会者ジミー、その娘でドラッグ中毒のクローディア、末期がんで寝たきりになったアール、その若く美しい後妻リンダ、アール付き添いの看護師フィル、番組が生んだ天才少年スタンリー、また、元天才少年で現在は冴えないドニー、独り身のLA警官ジム。彼らがその日に立ち会った、引き起こした、舞い降りた奇跡とは。1999年、米。

グランドホテル方式で、9人の主人公たちの一日を描く。どの役者も、そして彼らが演じるキャラクターも、すべてが素晴らしいです。

下品な言葉のオンパレードでうさんくさい講師を演じるトム・クルーズとか。
相変わらずヒステリックなめんどくさい女を演じるのが上手なジュリアン・ムーアとか。
若くてちょっとかっこいいただただ心優しいフィリップ・シーモア・ホフマンとか(泣きっぱなし)
とにかく残念で何かが足りないおじさんしか演じられないウィリアム・H・メイシーとか。
冴えない真っ正直な警官でジョン・C・ライリーとか。

それぞれ過去の罪や、過ちや、秘密を抱えながら生きる彼らの人生の一片が、重なったり、交差したり、スレスレですれ違ったりして一日を過ごす中の、スライス・オブ・ライフな作品。

この映画はやっぱりタイトルである「マグノリア」通りが登場してからのラストありきだと思うんですが
(でもラストに向かうまでは、これが一体どう収束するのか予想が付かない、それぞれのドラマが深くなっていく分、その期待値も高まっていくわけで)
これはすごいです。まさかあんなものが。SFホラーかと見紛うレベルのカオスです。こんな角度から来ていいのかと思うようなラストです。

どこかスピリチュアル的というか、神聖的なものを感じるなあと思ったら、なるほど「モーゼの十戒」が下敷きであるらしい。そう思うと単なる群像劇のこれが、ますます深くなって、強いメッセージ性を感じる。
偶然と必然、過去、天気、そして罪と罰。
こういう読解が難しい映画、好き嫌い別れるけれど好きです。

もちろんそれ以外でもポイントは高いです。
まず個人的に映画の好き嫌い基準になるオープニングですけども、始まる前に前説としてみっつのとあるエピソードが語られる(これ、語り手がかなり重要だと思うんだけど)
これがなかなか興味深くて面白い。からの、オープニングタイトル。これがまた洒落てる!その後、9人の主人公たちのその奇跡的な一日の始まり、イントロダクション的な部分が流れ、本編に入る。この流れがよすぎます。

あと、元々Aimee Mannの曲に触発されて生まれた作品ということで、サウンドトラックがいい。かかり出すタイミングが絶妙だし(たとえば2001年宇宙の旅のアレ)、それぞれ楽しかったり悲しかったり苛立ってたりと全く異なる場面なのに、かかってるサウンドはどの場面にも何故かしっくりくる。
9人みんなが歌い出すところも好き。

終盤で死の淵にあるパートリッジが看護師のフィルに過去のある告白をします。そこで彼の語りに合わせて他の主人公たちの映像が流れるわけですが、あそこは良いですね。
彼のセリフがこの映画でもっとも必要なことを述べてくれていて、それこそ、主人公たちがこの映画の主人公であるための責任のようなものなので。

あとは「ちびっ子と勝負」の臨場感あるシーン、警官のジムに「犯人を教えてあげるよ」とラップを披露する黒人少年や、薬局でリンダを皮肉に非難する若い薬剤師や、鼻が高くなっているフランクをこてんぱんにする賢明な黒人インタビュアー。些細なキャラクター、エピソードもとても面白い。

3時間超えは苦手だけど、何度も何度も観たくなる映画。
臨終の床で過去を悔いる老人、ヘルパー、セックス教祖、夫の臨終に際して愛を知る妻、家族と確執を持ちドラッグに溺れる娘、一人の誠実な警察官、クイズ番組の余命僅かな司会者とその妻、天才少年とその父、元天才少年のおじさん
誰かの誰かが誰かの誰かと織り成す愛と赦しの奇跡を彼らのとある一日に託して描く

登場人物たちの胸を締め付けられるような苦しみと閉塞感がひしひしと伝わってくる
彼らの苦しみが限界に達したとき、奇跡が起きた
but it did happen...

劇中歌3曲がぴったりで心に染みる

気持ちのやり場を失ったり自分の現状が嫌で仕方がないのにどうしようもなかったりするときに観て心が救われる映画って少ないと思います
他にご存知でしたら教えていただきたいです…

本当に好き
USA製のBlu-rayは発売されてるのに何故日本では出ないのか
偶然の重なりで人生が成り立っていて、人が幸せと思っていることが本人にとっては不幸であったり、またその逆だったり。9人の人生が交錯しながら、何をもって幸せとするか、どんな人生を送り終わりを迎えたいか…なんて事を考えさせられる映画。登場人物たちが交わす会話の間合いの悪さや視線の配り方などにリアリティがあり、カメラワークや全編に流れる音楽もカッコイイ。そして本作においてはトムクルーズの演技が最高にキレてました。
HK

HKの感想・評価

3.0
晴れときどき蛙。

登場人物の背負っている過去の重荷、十字架が俳優陣の迫真の演技で克明に伝わってくるのがいい。
そして、多くの登場人物の人向味を鮮明にしながら、しっかりと話を収束しまとめあげる脚本や構成も圧巻であった。
しかし、3時間という長大作でありながら、上述したような突拍子のないラストだけが個人的には気にくわない。いやまあ伏線張られててもびっくりしたけど。あと字幕で見たんだけど僕の理解力が悪いのかもしれないけど分かりずらかったです。
トム・クル一ズ演じる自己啓発セミナーの人が父の前で泣くシーンは素晴らしかったな。
もう一回見れれば大満足かもしれない。
masa

masaの感想・評価

4.0
11月24日までの配信とのことだったので、これを機にHuluで鑑賞。

全体的に何とも不思議な感覚に落ちる作品。
その要因の一つとして各シーンごとの繰り返すBGMが脳裏に残る。

冒頭の「偶然にも必然」的な解釈が印象的で、登場する9人の主人公たちが、何かしらの接点を持つことによって繋がり、個人的には「ドラゴンクエストⅣ」みたいな感じかな?と思っていたら・・・。

ラスト間近のシーンで
「開いた口が塞がらない」状態に。
良い意味で潔く裏切られてしまった(笑)

一瞬、自分でも何が起きてるのか分からなかった。
概念を覆す出来事に呆然としてしまった。

でも、それさえも「起こりうること・・・。」

トム・クルーズの役柄がぶっ飛びすぎてて、激怒するシーンには演技がずば抜けてて本当に良かった。

1本の作品にオムニバス的な要素が盛り込まれてて、たくさんの感情を見ることが出来る、満足いく3時間超えの作品。
>|