kaitomo

マグノリアのkaitomoのレビュー・感想・評価

マグノリア(1999年製作の映画)
4.0
三時間の群像劇で、ラストで起こることは知ってしまっていたので、これまで観てこなかったが、なかなか面白かった。
実力派キャストのバリエーションも豊かで、編集や音楽のセンスも良い。客観的に観るとそんな大したことが起こってないのだが、その人物にとって一大事が起こっているということが伝わってくる。常に良い緊張感があってだれない。
今やったら即炎上しそうな、トム・クルーズのヤリチン講演が凄かった。トム史上一番ゲスくて痛いキャラに見えた。
最終的にとんでもないことが起こるが、思ってた以上に気持ち悪かった。おかげでその後の話があんまり頭に入ってこなかったが、ほとんどの問題は解決していないし、人間関係や過去に悩む彼らのストーリーはまだまだ続くのだろう。
という緩い締めを許させるための仕掛けだったのかな。なんか、これはこれで良い終わり方だったなと思えたもの。
二日に分けてみたが、こういう作品は無理せず、分割鑑賞したほうが評価上がるのかも。
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