萌

マグノリアの萌のネタバレレビュー・内容・結末

マグノリア(1999年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

長いけどやっとの思いでようやく!!
群像劇ということ以外の情報入れずに観たけどPTA監督らしく、一風変わったクセのある人がいっぱい出てきて引き込まれる。登場人物が多くて心配だったけどみんな特徴的だったしすぐに交錯し始めたからわかりやすかった。
トムクルーズこんな役もやってたのね。最初トムクルーズだと信じられなかったくらい下ネタ叫んでた笑

大人にいいように操作される子どもは、周りの大人のおかしさに気付いたし、ジャンキーの女性は自分の心の綺麗さに気付いてくれる人に出会えた。
人は死を目前にすると、幸せだったことより後悔が込み上げてくるのかな。もしそうだったとしたら、人を裏切ることだけは絶対にしたくないと思った。
過去は捨てても追ってくる。

愛と後悔と告白と懺悔っていう人生のターニングポイントすべてを見たなという充実感。色んな出来事のどれもが同時に起こり、交差していく。何が起きてもそれが生きてるってことだね。なんだか少し勇気も湧いてくる不思議な映画でした。

なんでわざわざ天気が文字で出てくるのかなと思ってたら、ラストでカエル雨が降った。パニック系のホラー並みに怖かったんだけど。大量すぎて目を逸らす事態。
さすがにどういう意味なのか気になるから調べた。罪と償いの象徴らしい。なるほど、めっちゃしっくりきた。
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