科学的にも証明できないような“偶然の一致”…。最近、“落ちる”ことに妙に敏感になっているので今日はこの作品を。私のなかでは名作なんですよね〜。“オチ”は知ってるので、それに向かっていくだけなんですが…。
主要な登場人物は、10人ぐらいいるのかな?とってもユニークな群像劇です。
十人十色ながら、皆に共通しているのは、“着飾った自分”を演じていること。出来れば人に良く思われたいと思うのは至極自然なこと。しかし、どこかで“踏ん切り”が必要…。
ラストの“あれ”が“降ってくるシーンは、再鑑賞で警戒してたとはいえ、まっ、驚きますよね…。
雨だったら、“上”なんか見上げない。
一万円札だったら、“上”を見上げる。
“あれ”だったら、“上”を見上げたいけど、“下”を見ちゃう。
まっ、そんなもん。
…でも“あれ”は、すべてを浄化し、再生してくれる。
というか、これって超常現象ですよね。勝手な憶測なんですが、この舞台がアメリカだとすれば、反対側の中国で“蝶が羽ばたいた”のかなと…。(そんなタイトルの映画流行ったなぁ…)
たしか、最良の結果を得るためには、代償がつきものっていう…。
たしかに、そんなもん。
中盤で、元・天才少年ドニーが仕事で病んでることを隣り合わせた人に相談し、言われた言葉。
「君も歯車のひとつ」
これが“すべて”だし、徐々に繋がりあっていくこの映画が、群像劇であることも意味していると思う。それに対し、??なドニーがそれってどんな意味?と聞くと、
「物事は繰り返すということ」と。
きっと、そんなもん。
そういえば、昨晩「鉄コン筋クリート」を観て、クロというキャラクターが狂気に染まったときに後ろにカラスが現れるんですが、鑑賞後、夜中にコンビニに行ってきて、家に入ろうとしたらカラスが鳴いたんですよね…。閑散とした住宅街、夜中0時半に…。こんなの初めてでした…。
これも説明できない偶然の一致か…?
いや、そんなもん。