ぽんすけ

マグノリアのぽんすけのレビュー・感想・評価

マグノリア(1999年製作の映画)
4.9
小学5年生の時に、ポールトーマスアンダーソンに初めて触れた作品。
あまりの感激に、娯楽映画に留まらない映画好きになりました。

才能という言葉は嫌いな方ですが、「才能」とは映画で言えばポールトーマスアンダーソンに与えられるものではないかと、鑑賞後に幼心に思いました。

シネフィルさん方から見たら、いろいろと評価はあるのでしょうが、生の幼少期の衝撃は忘れられません。「映画って、2~3時間で、『人生』や『哲学』が描けるんだ」と思う衝撃の映画体験でした。

脚本に収まらない、圧倒的演出力、圧倒的発想。小学生ぐらいの原体験として観たなかで、圧倒的に印象に残る傑作です。人によっては荒唐無稽かもしれない。でも、人生って不透明で、不合理で、不条理なんだ!
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