モルフェウス

過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道のモルフェウスのレビュー・感想・評価

2.9
まあ何れにせよドキュメンタリー映画としての演出を感じてしまう。過剰な音楽とかね。好きな人は好きなんだろうけど。
加えて、森山×中平についてがあまりに少な過ぎる。中平を尊敬していた森山はたしかにその通りなのだけど、中平のアレブレボケからの決別と急アルエピソード、確執も必ずある。二人はお互いを尊重し合いつつ、真逆へと進んで行ったのだから。
フォーカスをにっぽん劇場写真帖のリブートに当てたい気持ちは理解できるけど、それを森山の映画として作るのは如何なものかと思う。