斎藤諒士

STANDARDの斎藤諒士のレビュー・感想・評価

STANDARD(2018年製作の映画)
5.0
youtubeで2020/5/6まで見られるので、ぜひ見るといいと思う。見る機会を与えて頂き、ありがとうございます。
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政治がよく分かってない自分が恥ずかしい。と思いながら何年が過ぎたか。
今もだ。

脱原発などのデモをしているのを見た事は何度かある。大学生くらいか、それ以降も、テレビでも。でもその時は、怖い人たちが大声を出している、関わらない方がいいという気持ちが大きかった。そして、あまり見ないように、目を合わせないように歩いていた。

言っていることは本当に本当に正しいと思う。レイシストはクソだし、原発もいらないのもよく分かる。戦争にも行きたくないし、誰も死んでほしくない。
だけど、デモで怒りをぶつけるスタイルだと伝わらないと思った。
前半に出ていた「歩道を歩いてる人と同じような奴らが車道でデモやる」ようなことが本当に大切だと思う。
2パターンあると思う。
実際に国会や演説の場に行く時は怒りを対象にぶちまけるべきだと思う。
ただ、街を練り歩くデモでは怒りのような声だと、過去の僕は目を合わせないように下を向いてしまっていた、、。

この映画を見て、デモ意味あるのか!って感動したし、実際に行ってみたい気持ちにもなった。
脱原発で一つになりましょうっていうのは絶対違うけど、個人個人の考えるきっかけとして本当に素晴らしい映画だと思う。
美しいし。
声を上げることは本当に勇気が要る。
声を上げている方々に、すげえかっこいいですあなた方は、と言いたい。

なるべく広く広く、個人個人にこの映画が伝わって考えるきっかけになりますように。
斎藤諒士

斎藤諒士