アルフォンス・カポネの晩年が情け容赦ないビジュアルに・・
刑を終え梅毒に冒され痩せ衰えたフォンスは48歳である
ブルックリン生まれ故に真の「マフィア」には加わることができなかったらしい
賭博・酒の密売と生まれもっての商魂が
フォンスを「闇の実業家」にまで伸しあげる
この作品はぎらぎら(ぴかぴか)したアル・カポネではない
疑念によって失ったものたちが晩年のフォンスに向かってくる
ただの妄想なのか?
スカーフェイスのフォンスが血走った目で
何かに追われるように一日一日を生き延びる
トニーの手の温もりに初めて顔を向き合わせ
「家族」を忘れずにいたことが沁みる・・
1000万ドルは本当に隠されているのか?
まるで「徳川埋蔵金」のような迷宮になる
マット・ディロンが蝋人形のような微笑み・・