宮垣厳

カポネの宮垣厳のネタバレレビュー・内容・結末

カポネ(2020年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

まず、トム・ハーディーの嗄れ声に驚かされる。顔は特殊メイクとして、声はどうやって作っているのか。
彼は梅毒で本当に自分を見失ってしまったのか、それともFBIを欺くための演技なのか、隠したとされる100万ドルは何処にあるのか、詰め込みすぎてテーマがぼやけてしまった印象。
「梅毒によって破滅していく男」の映画ではジョニー・デップの『リバティーン』があったが、衝撃度合いはあっちの方が高い。
全編を通して、晩年のカポネを梅毒(による認知症?)に蝕まれた哀れな男として描いてるように見えたけど、最期のシーンは「それでも彼は幸せだった」と救いを持たせている気がした。
・・・ただ、それにしても人参はない。あれでコメディチックになってしまった。
宮垣厳

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