ナイトアウェイク

カポネのナイトアウェイクのレビュー・感想・評価

カポネ(2020年製作の映画)
1.3
フィルマークス300件目。

違法と分かっていても、貧しい故郷の収益になるように頑張ったり、英雄視する姿も話にはある。反対に、ギャング稼業が本筋になってからは、かなりのワルだったというのも話にある。

そんな人間も、やはり一人の人間。若い頃は裏社会で培った強大な力や、衰えのない自分に自信はあったろうけど、年齢を重ねるにつれて小さかった不安がとてつもなく大きい脅威になり…。どんなに家族に囲まれていても休まる事がなかったんだと思うと、安堵と引き換えに彼が得た大切なものって何だったのかしら?
なんだか、すごく淋しい映画だった。

隠した巨大な財産とか、たった今でも探してるのかしら?その根拠って、信憑性はどれくらいあるのかしら?お金とかには魅力はすごくあるし、いつか発見されてニュースになったらすごく面白いなとは思った。

どう受け取っても、良い側面と悪い側面がある作品で、どちらにしろのんびりな映画だった。