安藤エヌ

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれからの安藤エヌのレビュー・感想・評価

4.0
愛は厄介。そうだね、本当にそう。自分を偽るし、寛容になれない時だってある。でもそんな愛を抱えながら"ありのまま"の自分でいられた時、自分の言葉で思いを伝えられた時、人はもう半分の自分を見つけられるのかもしれないね。

所々暗転して出てくる"偉人の言葉"の最後がエリー・チュウの言葉だったの、偽ってないじゃん、自分の言葉じゃん、エリー!!!ってなって泣きそうになった……
学芸会の時、「自分の曲を」ってギターを差し出してくれたのがポールだったってとこもくるなぁ……色んな愛があっていいんだよ、と優しくぎゅっと抱きしめられたみたいな気持ち。

こういう映画、切実に増えてほしい……ほんと……こういう映画が今この世界の片隅に生きる誰かを救うんだよ……優しい映画だった……
安藤エヌ

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