たかすぎ

サーカス・オブ・ブックスのたかすぎのネタバレレビュー・内容・結末

サーカス・オブ・ブックス(2019年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

33年前からゲイ専門のショップを経営してきたユダヤ人夫婦のドキュメンタリー
今作は、その夫婦の娘が監督なんだって😃
やっぱユダヤ人はビジネスセンスあるよねー
お母さんの買い付けの様子がシャキッとしてプロだったわ
「ゲイ用品がないなら用はない」キッパリ言って余所へ行く高齢バイヤーw

店の裏はワセリン小路と呼ばれハッテン場だったらしい🤭
従業員も盗み以外は何したって許されてたみたいで居心地も良かったんだろうね


グッズ販売に留まらず、マット・スターリン監督と知り合い、ポルノ映画まで制作しちゃうからスゴい
ゲイの間で有名な男優のジェフ・ストライカーを起用した作品の一部も観られるんだけど、80年代らしさのセンスに笑ってしまう🤣
箱ものフィギュアまで生産されてるんだ
ちゃんとビッグなのが股に付いててw
この辺がケンとは差をつけているらしい🤣🤣🤣

これだけゲイポルノで大きな商売やってるのによく近所のママ友とか子供達の通う学校とかで誹謗中傷が無かったなぁ

お母さんいわく、ゲイポルノ界に参戦した認識がなくてあくまでも事業の延長で新しい業務の開拓でしかないのよね
エロとか卑猥とか猥褻とかそういう狭い目線で考えていないからサクサク淡々商売やってけたんだろうね
なので自分達が制作したVHS作品もいちいち観ないし、仕事してるだけだから気付けば国内一のゲイポルノ配給会社になってたりするw

当時のアダルト業界はいわゆる保守派からしたら悪の権化みたいなもので、猥褻物頒布する奴等は社会の害悪だー❗️という動きも出始めたりして
そんな概念の無い、ただ仕事して稼いできた夫婦も際どい時期になってきたり

そして、自分達の息子もゲイだとカミングアウトしたりする🌈
父親はこだわりがなくて受け入れたのに対して、母親はそんな息子を受け入れるのに時間がかかったみたいで神学を学び直したり
これだけゲイを顧客に商品扱うビジネス経営してても、いざそれが家族の事となると染み付いた宗教観からやっぱ考えてしまうのね
「両親が賢いのは、ほんの短期間だけ」

顧客の高齢化やネット普及の波により売上低迷したから閉店するのだと言うけど、そんなにポイポイ商品廃棄しないでワンコインでも売って現金化したらいいのに😧何かもったいないね

ごみ捨て用のコンテナがゲイグッズだらけwww絶対夜中に近所のゲイとか転売ヤーがウホウホ漁りにきてそうだよ

夫妻はゲイの子どもを持つ親が結成したLGBTという団体にも参加してるそうで
日本にも支部があるみたい
ラストはその団体での楽しげな風景🌈
あんだけオープンにゲイ主張しまくっても批難されない時代になって良かったねと
何事も、あらゆるものと戦ってきた過去を経て今がある😌
たかすぎ

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