このレビューはネタバレを含みます
前半パートは期待通りの内容だったので純粋に楽しめました。男きもっ!よだれ汚い!痛い!手汗やばい!わー面白い!って感じです。
ただ中盤以降から徐々に、これやるなら繊細さを全面に押し出して作って欲しかったなあという非常に勝手な感想へ置き換わっていきました。
色々と含みがあるのは十二分に理解しているのですが、かなり親父さんに感情移入(特に注射で気絶するシーン以降)してしまっていたので、主人公の身に起こるエクストリームな出来事の数々がけっこう鼻についたというか、水を差された気分でした。いやもう…いいわ母乳オイルとか別に…。普通に妊娠でええわもう…。
かといって排除してしまっても、主人公側の葛藤や苦しみが描けないし何より説教臭い映画になっちゃうんですよね〜何だろうこの痒いところに手が届かない感じ。
狂っている、の一言で片付けられない親父さんの悲哀が、いい意味でも悪い意味でも全部持っていってしまったのかもしれません笑