Titane(原題)の作品情報・感想・評価

「Titane(原題)」に投稿された感想・評価

Sho

Shoの感想・評価

4.3
「RAW」のジュリア・デュクルノー監督の二作目にして2021年パルムドール作品。

SWALLOW、透明人間など、女性が受ける精神的苦痛をボデーホラー・スリラーで表現した作品の中でも演出が頭一つ抜けてるなと感じた。
女優への遠慮の無さというか、女性監督でしか出来ない描写が強烈だったのが理由かも知れない。上手くまだ消化出来ていないが、デュクルノー監督の美しくもチャレンジングな演出が脳裏に焼き付いている。


幼少期から親の不理解に苦しみサイコパスになっていく主人公に寄り添う主観的な映画なので、内容に関しては賛否両論あると思います。
ゴア表現や痛みが苦手な方には不向きかも知れません。その辺を乗り越えて鑑賞出来れば、視覚、聴覚、思考を同時に刺激してくる体験が待っています。
どど丼

どど丼の感想・評価

3.9
今年のパルムドール受賞作は完全にキマったカルト映画。摩訶不思議な設定世界観に初めこそ戸惑うものの、観ていくうちに「多分この監督クローネンバーグ狂だ」と認識できるので、怒涛の奇天烈展開もニコニコしながら眺められる。

核の話はとあるオッサンとの出会いなんだけど、ここが狂気と噛み合いきれていないような、でもラストを見るとあぁこれで良かったのかというような、設定の割に展開が普通で尻すぼみ感もあるような、評価の難しい作品。埋まらない虚無感を抱える2人のある種のボーイミーツガールと言っても良いと思う。こういう単なる変態カルト映画に収めまいとするところもクローネンバーグっぽく、それでいてネオンカラー基調でやたらと絵が美しく丁寧なデュクルノー監督特有の芸術性も感じられる至高の逸品。
RyoZ

RyoZの感想・評価

4.5
クラッシュとも違うし、ギャスパーノエを思わせる雰囲気だが、それでも違うし、野生の夜にような安さもないが色使いも似てる。鬼ような迫力、痛み、疾走感のある映画でした。賛否分かれるのもわかるがここまで釘付けにされたのも良かった。正直上手く咀嚼できてないし、意味がわからん箇所多々ありで上手いこと言えないが、パルムドールは文句ないと個人的に思うし、激しく圧巻されたので上述の映画より遥かに見る価値あり。
痛々しくてまともに観てられなかった。
乳首のピアスに髪の毛ひっかかるシーン痛いだろうな😖
私には良さが全くわからなかった。
ちこ

ちこの感想・評価

-
なーんだこれ!!!!
ぶっ飛びすぎ、ショッキングすぎ
なにをどうしたら車とセックスできんのよ
ある一部の変な癖ある人に刺さりそう
カンヌ国際映画祭パルムドール(オンライン視聴)。前提と文脈を追うことで多様な解釈を生み出すことのできる可能性に満ちているが、最初の殺人の意義以外は基本的に意味不明である。そして年老いたヴァンサンが家父長制の表象が筋肉というのも時代遅れ感が酷い。絵が決まっていないが故に総じて駄目であると個人的には思っている。
ダ

ダの感想・評価

-
ギャーーーーーなんだこれ、
すごすぎる。
気持ち悪さがすごい、すごい!!!
RAWの人と聞いて納得。でもRAWからレベルが上がっている。
映像は美しく、見ていて楽しい。
主演の女優も素晴らしい。
壊れた人間と、壊れた人間の交流…となんだこれ?と言いたくなる展開。
好きだな〜中々ショッキングなのでまた見れるかは…勇気があれば…
サヤ

サヤの感想・評価

-
ぶっ飛びすぎてて、観終わったあとはひたすら呆然としてしまったけど、時間が経った今、なんだかんだ好きかも…と思っている
サークルで観てたんだけど、(チョイス狂いすぎ映画サークル)一人の女の子が失神しちゃって大変だった。ってくらいエグめの描写あり。痛々しいシーンが多め
車と人間のハーフ…これが本当のカーセックス…
sonozy

sonozyの感想・評価

4.5
未見の『RAW』のジュリア・デュクルノー監督の長編2作目。
カンヌでパルムドール受賞ということで。

父が運転する車で後部座席に乗っていた少女アレクシアは、冷たい父にかまってもらうためか、エギゾーストノートを真似た声を出したり運転席を蹴ったり。父が振り向いたことで交通事故となってしまう。

アレクシアは、頭蓋骨を損傷しチタン製のプレートを頭に埋め込まれ、右耳周辺に大きな渦巻状の傷が残る。
退院した際、停車中の車に擦り寄り、まるで愛撫するような行動をする。

30代になったアレクシアは、身体中にタトゥーを入れ、変わらず両親と広い家で暮らしているが、父との関係は冷え切っているようだ。

モーターショーでセクシーなダンスを見せるコンパニオンをしていて、その日は全体に炎が描かれたキャデラックの上で妖艶な踊りを魅せる。
ジャケ写の通り右耳の傷もあらわな、両性具有的なキャラのため、一部のコアなファンが少数いる様子。

その夜、一人の追っかけ男が彼女の乗る車に近付き、言い寄ると彼女は開けた窓から男にキスをしながら、突然髪留めに使っていた長いスティックを男の耳に突き刺し殺害する・・

と、ショッキングな展開。
彼女はなぜ猟奇的な殺人鬼となったのか?
父の愛の欠乏か。
頭に埋め込まれたチタン(Titane)のせいか。
PTSDや、倒錯したセクシャリティ(性の対象は女性と”車”)の影響なのか…

そしてその夜、アレクシアは“車(あの炎が描かれたキャデラック)”とSEXをする。
どうやるか気になりますよね。詳細は不明です。笑

ここからの展開も凄い。

アレクシアの身体には大きな変化が。

捜査の手から逃れるため、たまたま張り紙で見かけた10年間行方不明の少年アドリアンと似ていることに気付き、彼になりすますことに。
面会したアドリアンの父ヴァンサンは彼女を息子だと認め引き取り、二人の生活が始まる。

消防隊の隊長をしているヴァンサンは、マッチョな身体を維持するため毎日ケツにステロイドを注射している、狂気を秘めたキャラ。

アドリアンは身体にバンデージをきつく巻き、言葉を発しないことで男性キャラを演じ続ける。

消防隊員たちはアレクシアを怪しみだすが、アレクシアにお前を守り抜くと語り抱き締めるヴァンサン。
彼は最初からアレクシアが息子でない事に気付いているのか?...

次第に実父に感じられなかった愛を感じていくアレクシアだが….

ラストも凄まじかった。。

アレクシアを演じたAgathe Rousselleの怪演が素晴らしいですが、調べると、フェミニスト雑誌Peachとカスタム刺繡会社CheekyBoomの共同創設者、モデル、写真家、女優といったプロフィールのようです。

Amazon Prime(US)
noborush

noborushの感想・評価

1.0

このレビューはネタバレを含みます

Titane 2021年作品
1/10
ジュリア・デュクルノー監督
ギャランス・マリリアーヴァンサン・ランドン
子供の時に車の事故で頭にチタンを入れた女性が、頭部外傷からか
連続殺人鬼になる。車と交わった後に、妊娠する。
指名手配から逃れるために、長年行方不明だった息子のふりをして、
父親の元に身を寄せる。
(父親は息子でないのは分かっているがどうでもよくなっている。)
最終的に女は出産し、機械人間の赤ちゃんが生まれる。

女性監督がもっともな理由を語って、作品の正当性や、高尚さを語ったり、
こんご配給会社がパルムドールを獲りましたと売り出したとしても、
ノイズを排除してフラットな視点で観ればこの点数が妥当な一本。
これを高評価する人物というのは、ホラーから映画鑑賞に入った人達では無く
アート映画から入った人達だろう。今までもよくある話を、あたかも発見した
かの様に思っている。
多くのなんにも心に響かない現代アート作品を批評家が高評価するのと
よく似ている。
監督も言及しているが、クローネンバーグが既にやってきたことの焼き直しで、
出来としては「悪魔の受胎」レベルで、クローネンバーグの域には全く達していない。
アカデミーも大概だが、アカデミーも完全に終わっていることを実感した。
今年観た中で一番腹が立った。1/10でも多いぐらい
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