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Netflix映画『オールド・ガード』
本日全世界配信。シャーリーズ・セロン主演の本格アクション大作です。
4月に配信されたクリス・ヘムズワース主演の『タイラー・レイクー命の奪還ー』もしかりですが、ここ最近の動画配信サービスが手がけるアクション映画の完成度がすばらしい。映画館に行けない自粛期間の悶々とした気持ちを、かなり慰めてもらいました。映画業界も戦々恐々とするわけですね。
不死の傭兵たちで構成された「オールド・ガード」。何世紀もの時代を生きのび、幾たびの戦争や紛争で人類のために戦い守ってきた特殊部隊で、そのリーダー・アンディを演じるのがシャーリズ・セロンです。
シャーリズ・セロンは、『マッドマックス 怒りのデスロード』が強烈だったからか、ここのところアクションづいている印象。
弛まぬ鍛錬が感じられるセロンのアクションは申し分なく、かつ、細やかな心情もしっかり演じられるところがさすがとしか言いようがない。
女性らしさを残しつつしっかりシェイプされた体型、知性と品性が滲み出る自然な美貌は、目指したくてもなかなか目指せません。スターそのものといった風格。
この作品、もちろんアクションは見応え十分なのですが、不老不死の力をビジネスにしようと企む輩との闘争や「オールド・ガード」のメンバー抱える不死ゆえの苦悩、仲間の裏切り、アンディのトラウマ、次世代に渡される「オールド・ガード」のバトンなど、物語の要素が絶妙に絡み合っていて、2時間で収まるスケールではありません。
おそらく次作があるだろう、あってほしい!というのは個人的な感想と願いです。
アクション映画は苦手だという人も、冒頭に鳥肌が立つようなシーンがあります。
『ジョン・ウィック』、古いけど『マトリックス』を観た時のような、あんな衝撃。そこだけでも一見の価値があります。
ちなみに、原作は「スーパーウーマン」「ワンダーウーマン」「ウルヴァリン」などを手掛けたアメコミライター、グレッグ・ルッカの同名ノベル。
ああ、どおりで私の好みのはずだと納得しつつ、絶賛おすすめ致します。
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