「シャーリーズと、結婚したい。」
個人的に、もっぱら最近不作揃いだと感じていたNetflixオリジナル作品だけれど、今作品にはハナマルを。
これは勿体無いです。劇場公開しないのが心から勿体無いと思える作品でした。
もうね、かんなり気に入った。
まず、鑑賞中ずっと口角上がりっぱなし、目がハートやってん。だってさ、シャーリーズ姉様が、もうね、もうね、反則レベルのイケメンさやねん。1シーン1シーン、いちいち惚れ過ぎて、私のハート完全に持ってかれました。ハート奪われてもなお生きている私も不死なのかしら。なんつって。
『アトブロ』のロレーンの時よりも、人間臭い今作のアンディも最高。
ストーリーが想像以上にgood。
不死の軍団が世界を裏で回し続けていた、という一見突飛な設定も、しっかりと深掘りすることで、違和感なくクリア。
土台がちゃんとしてますねん。ブレがない。
物語的には、横の広がりはそんなに無いかも知れないけれど、縦軸がしっかりしてますねん。それぞれのキャラ設定もちゃんと丁寧に掘り下げられるし、感情移入が非常にしやすい。映画が終わる頃には、各キャラにすっかり愛着湧いた。
不死だからこそ生きてきた何百年前にも渡る通時的な歴史模様も楽しい。
個人的なハイライトは、ドラッグストアの姉ちゃんのシーン。深かった。
死がもはや恐怖ではなくなったら、生そのものが恐怖になるのかなあ。
死生観、絶妙に揺さぶってくるぅよ〜。
『リリィ、はちみつの色』は大好きな作品ですが、監督今回は全然毛色が違いそうな作品なので、観る前はどうなるんやろ、と思っていました。ところがどっこい。
この監督、凄いわ。
素晴らしく、幸せな気持ちになる大好きな作品をありがとう！
