裏稼業殺し屋の戦いをブレずに描きつつ今回はジョン達の生き様をしっかり映し取れていて良かった。3時間があっという間に感じる演出、画作りのアップデートとそうは言ってもここは絶対今まで通りやるからなという意思表明があって相当に制作チームの熱意を感じる。
棒で叩かれようとこれが撮りたいんだっていうエゴと観客への優しさが垣間見られるバランスの良さ。ファンタジーアクションなのかリアル調なのかあやふやな雰囲気も洗練されて唯一の持ち味に。
シリーズを通してスタントのレベル高いと思うしリナサワヤマのスタントも日本人で揃えたりして凝ってるなと思う。と思ってたらチャド・スタエルスキはスタントマンから監督業やるようになったらしくそれもそうかと納得。
あと全員キャラ立ち過ぎ。役者に宛て書きしたかのようなキャラしかいなくて破天荒なのに実在しそうな説得力がある。
前作を引き合いに出すのも何だけど3作目がOVAの番外編に思えるほど出来が良いというか大満足させられる内容。
