同じ人を70年もの間愛し続ける、と言うよりかは愛する人と生きていたら70年経っていたという表現の方が合っているテリーとパット。同じ人と何十年も思い合うってどういう感じなのだろう。私には想像も出来ないし、到底分かることも出来ないけれど、とても美しく強いものだということは確信出来るドキュメンタリー。
彼女たち2人の歴史は、差別や偏見と戦い続けた歴史でもありアメリカの女性の歴史でもあるので、そういった側面でも見応えがあって勉強になった。
後半の介護の問題のターンは自分の祖母や未来のことを想起してしまいやきもきしていたけれど、同時にテリーの親族がパットを家族だと本気で思ってないと無かった出来事でもあるなと思うと、一番素敵なエピソードだった気がする。二人のなれそめやお手紙、数々の写真や動画、ほのぼのするシーンも素敵だったけれど終わってみればその周辺のシーンがすごく印象に残っていた。
ネトフリを眺めていなかったら絶対に出会えなかった作品でもあると共に、Netflix公式には影に隠れてしまってる素敵なオリジナル作品をもっとガンガン教えてほしいな〜と思う。
