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The Burglar(原題)のmuscleのレビュー・感想・評価

The Burglar(原題)(1957年製作の映画)
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冒頭でニュース映画が映され、それを見る主人公で犯行計画を思いつく主人公の姿によって物語がはじまる。でも映されてる映画は外側から映された偽物ではなくて、ちゃんとスクリーンと同一化したニュース映画!。確かにこれを見ると『市民ケーン』がいかにパロディ(戯画化?)の上に成り立ってたのかがわかるというか。こういうフィルムノワール(と呼ばれている40〜50年代前半の映画)にある本気で(?)今見ているのが現実の映画か虚構としての装われた虚構なのかわからなくさせてる表現が面白い。
またしても遊園地に逃げ込む。影が異様に強調されたロングショットは確かに『上海から来た女』。
犯罪を犯して延々引きこもる男たち、だけど主人公だけはやさぐれてバーに行って胡散臭い女と出会ったりして、仲間に「お前だけ外出してるんじゃねえよ!」とキレられる。そりゃそうだ。
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