Nakajy

グローリーのNakajyのネタバレレビュー・内容・結末

グローリー(1989年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

世界史でちょうど南北戦争のところをやっていたので、先生が特別に見せてくれました。デンゼル・ワシントンとモーガン・フリーマンの激アツ共演だったのは後から知りましたが、2人ともどこかで見たことある顔だなと思ってみてました笑

黒人差別×戦争という、学べることがとても多い内容でした。
トリップが鞭で打たれ、ショー大佐の方をじっと見つめながら静かに涙を流すシーン、やられました。。さすがです笑
奴隷解放とは言うものの、どちらにせよ奴隷扱いされてしまう黒人たちや、喋り方や服装が白人っぽいという理由でいじめられてしまう黒人など、かなりリアルな現実を見せつけられてるような気がして、黒人差別反対派の自分からすると、見ていて辛くなるシーンも多々ありました。
しかし、最初はバラバラだった黒人たちや、やはり奴隷扱いしてしまう白人たちが、最後には互いに団結し、士気を高め、応援し合い、敵軍の砦に突っ込んでいく。あの流れはとても自分が好きなシュチュエーションで、自分も一緒に戦っているような気持ちで、拳を強く握りながら見ました。
最後、ショー大佐が先陣を切って前に出たところで撃たれてしまうところ、とても悲しかったです。結局54連隊は負けてしまいますが、でもあそこでショー大佐が勇気を出さずにいたら、彼らの功績は認められなかったのかなと思うと、意味のある死だったのかなと思いました。それは大佐だけではなく、54連隊全員がそうだと思います。
なにかのために命をかけて戦う姿はとてもかっこいいものだということと、同時に人間の愚かさ、儚さ、虚しさを感じました。今も根強く残る黒人差別を、少しでも減らすために、もっと評価されるべき作品だと思いました。
Nakajy

Nakajy