まさや猫かぶり

グローリーのまさや猫かぶりのレビュー・感想・評価

グローリー(1989年製作の映画)
4.0
南北戦争における、黒人で編成された北軍マサチューセッツ第54聯隊の結成から地獄の激戦地となったワグナー要塞攻略までの話。

YouTubeで名曲"ジョニーが凱旋するとき"を使用したなかなか観心を惹かれるこの映画の紹介動画を観て、矢も盾も堪らず鑑賞。
ついぞこの曲が流れることはなかったけど、映画の内容には充分に満足できた。

デンゼル=ワシントンのスレて喧嘩腰な若造キャラと、人生何周したらこんな達観した演技が出来るんや🤔でお馴染みのモーガン=フリーマンがタイトルよろしく輝いてた。

後半の諭すシーンが非常に良い。
黒人解放に命を懸ける北軍白人兵への慮りと、自らが僻んで"黒人"という括りにたらしめているのであって、同じ人間なんだ(大意)
モーガン=フリーマンに語らせる説得力よ😭


"フェリスはある朝突然に"の俳優が演じてた白人大佐役も良かった。
若いのに軍律を重んじて友人付き合いや慣れ合いを廃してるの有能✨
元リス撃ち猟で腕の良い黒人訓練兵に、耳元でリボルバーを撃っては装填射撃を急いて、戦場の感を演出するとこわかりやすくて🙆‍♀️

母親に宛てる手紙ん中で不安を吐露するシーンをちょいちょい挟むの、毅然と指揮するも若さ故の葛藤て感じで🙆‍♀️

この監督が後にラストサムライを制作するのわかりみがすぎる笑笑

ほとんど死ぬと分かっていて無謀であっても、戦局を変えるために後続のために道をこじ開け突撃する描写はどんな作品でも好み🤔