Kay

幸せのポートレートのKayのネタバレレビュー・内容・結末

幸せのポートレート(2005年製作の映画)
2.4

このレビューはネタバレを含みます

邦題のネーミングミス。family stoneの意味性が必要。キャストの演技は素晴らしいが、リアルな演出をする故にコメディ的な展開とのチグハグしてしまい、最後ポカンとした。

都会のヒステリック女を敵と看做すアットホーム家族の視線で導入されるが、結局どちらも「子供に苦労はかけたくない」というのが本音なのに、その本心をサラッと言えない田舎にこそ、実は隠れた差別意識が強く残っている、という面を暗に描いた作品。

そういう視線から見ると、食事をご馳走してもらってお礼も言えない田舎娘や、それを叱ることもない民度の低い家族、という像に変わり、映画の見え方が変わってくる。

とは言えそんないい部分を全部台無しにするのが長男の選択。あたまおかしい。この映画の登場人物、みんなあたまおかしい。

ポカンとした後に残ったのは、レチチェルマクアダムスの笑顔だ。レイチェルほんと可愛い。天使。
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