鯛の助

哀愁しんでれらの鯛の助のネタバレレビュー・内容・結末

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

中盤までは良かったのに…

内容は主人公の女性がバツイチお医者さんと素敵な結婚。幸せな生活と思いきや、家庭内のトラブルが重なり狂っていく、というような話。中々面白そうな題材ではありました。

土屋太鳳さんも子役のcocoさんもめちゃくちゃ良い演技してるし、中盤までの内容は主人公の不幸具合に胸が苦しくなる部分があったり子供の悪女具合にこのヤロー!と思ったり感情が揺さぶられて食い入って観てました。が、ラストがどうしても受け入れられない。取ってつけた感満載で、捻りもない、小中学生向けの怖い話のオチのような安っぽい仕上がりになっています。

伏線に関しても一点。序盤で物語に重要な意味を持つインスリンが登場します。主人公のお父さんが説明口調で「インスリンの致死量は〜」というシーンがあり、もしかして…と、あまりミステリーの伏線などに気づけない私でも分かるほどあのシーンは浮いていました。

終わり良ければ全て良しではないですが、映画において終わり方は大切だと改めて感じました。
鯛の助

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