とある探索者

アオラレのとある探索者のレビュー・感想・評価

アオラレ(2020年製作の映画)
3.4
最初見るまではスピルバーグの『激突』みたいに煽り運転からカーアクションに発展するタイプの映画かと思ってたけど全然違った。

クラクション鳴らした相手が殺人鬼でしたというサイコスリラー映画。
主人公の女性も大概というか、日頃のストレスによって難ありな性格していて、自業自得だなと途中までは感じていた。途中までは。
徐々に明らかになっていくラッセルクロウ演じるトムのイカれ具合に、最後は目をつけられた主人公に同情しかない。
弁護士出てきたあたりからやりすぎてギャグの領域。
やたら頭回るし身内や知人を利用して心理的に追い詰めてくるしなんなんだあのサイコ。

この映画はB級サイコスリラーですよと分かりやすく教えてくれる邦題の『アオラレ』は個人的にはピッタリだなと思った。キャッチーでインパクトもあるしね。