無駄遣いやめたい

いのちの停車場の無駄遣いやめたいのネタバレレビュー・内容・結末

いのちの停車場(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

医師・咲和子の父が言う"命のしまい方"。
在宅ではそれぞれの命のしまい方があって、それを尊重する事が医療職の役目。
最初は急性期の現場と、在宅の現場での考え方の違いに戸惑う咲和子が症例を通して人の命のしまい方に寄り添ったケアを行っていける様が描かれていて、見応えがある。
考えさせられる場面もあり、自分ならどうかと考えながら見る事で得るものがあった。

在宅医療の現場がリアリティーがあって、腕をきつく縛られたくないから血圧しない高齢者とか、癌を患っているが海に行きたい小さな子供とか、その人らしい生活を実際に見ることができてとても学ぶことが多かった。

今日は映画館で鑑賞してきたが、年齢層が高いように感じられた。
この時代、映画館に集まって、みんなで映画を見ると言うことは相応しくないのかもしれないが、ご高齢の方が面白いところはガハハと笑い、泣くところは鼻を啜って泣き、同じ気持ちで見ることで会場全体で一体感があったように思えた。

最初の手術が 咲和子の動きがトロすぎるのと医師少なすぎるのと研修医の松坂桃李勝手に動いちゃう問題と、最後の終わり方がなんだかすごくモヤっとした。なんか足りないきがする。