観る人によって、自分を重ねる登場人物が変わる映画。
それはつまり、それだけ登場人物が多いということです。
その分 一人ひとりを描く時間がどうしても短くなり、泣かせ要素ばかりが目立ってしまっていたように感じました。
「いのちのしまい方」を考えさせるという点や、役者の演技はとても良い映画なのですが…
絶えず動き続けるカメラワークの意図が私には分からず、また現実的にこれはあり得るのかと脚本に対して思ってしまったり。
ところどころ集中力を削がれてしまって、物語に深く入り込みにくかったというのが正直なところです。