ぴぃ

いのちの停車場のぴぃのレビュー・感想・評価

いのちの停車場(2021年製作の映画)
4.0
安楽死を日本でも認めるべきか否か、小学生の時確かそんなテーマで作文を書かされたかディベートをさせられたかした。今思えば、よくそんなテーマを10歳前後の子どもに突きつけたな。なんて意見したかは、記憶にない。

あの頃から何年も時が経ち、多くのことを経験し考えて生きてきた。今も昔も答えはわからない。出来得ることなら、この先一生答えを模索することもなく向き合うこともせず目を背けていきたい。

わかりやすいジ・エンドがあるわけでもなく、結末を視る者に委ねるこういう作品が嫌いではない。じわじわじわと、胸をきゅーと締め付ける静かな映画。その尊さと切なさは、朝陽を見たときに少し似ている。
ぴぃ

ぴぃ