前半の抗争シーンは、かなり血生臭く、正直苦手
いわゆるヤクザ映画なのかと思って観ていたら、後半は全く違った趣き
14年後の世界(2019年)
世の中も人も、すっかり変わって、もう一度問われる
さて、オマエは何処で生きるんだ?
大切なモノは何なんだ?と
20年に渡る物語を殆ど同じ役者さんが演じているのも見どころ
髪型、髪色、服装はもちろん、話し方、表情、歩き方、声の出し方…それぞれの変化
いろんなモノが変わっていく中で、憎しみだけは消えずに、むしろ増幅して連鎖していく
磯村勇斗くん、歯切れのよい啖呵、怖いもの知らずの眼差しもしびれるけど、それとは対照的な終盤の表情がとても良い
何かを察して、その溢れる想いを言葉にできずにいる
あの後、2人はどんな話をしただろうかと考える