タイムラインがこちらの作品レビューでいっぱいだったので興味を持って鑑賞。
普段任侠映画はあまり観ないです。
ヤクザものではあったけど、1人の青年のヒューマンドラマ。
義理人情と栄枯衰退。
1999年
ヤンチャ盛りの綾野剛。
2005年
インテリ風情の中間管理職な綾野剛。
2019年
くたびれた浦島太郎な綾野剛。
20年の歳月を殆どのキャストが演じきった。
任侠骨太ストーリーと思いきや、繊細で丁寧にかなり作り込まれた良作。
エンタメヤクザだとはわかっていても、あの世界の中で彼らが生きている余韻が凄い。
エンドロール曲のリンクも相まって、徹底的に作り込まれた世界観に引き摺り込まれて震える。
組長の舘ひろしも若頭の北村有起哉も、市原隼人も駿河太郎も好きな俳優さん達だけに役にぴったりハマってて、神キャストの高揚感ハンパない。
実は私、磯村勇斗くんがちょっと気になって鑑賞したのに、彼が登場するまで彼目当てなことをすっかり失念していた。
それ程までに作品の世界に没入していた。
仮面ライダー好きの私はゴーストのアランから磯村勇斗くんを認知していたんだけど「春待つ僕ら」ではまだまだライダー俳優感が残っていて（マッハもいたから余計に）最近ではWOWOWでサウナ巡りしてたし、このままアンダーグラウンドに埋もれちゃう…なんて思っていてごめんなさい。
本当にごめんなさい。
つい最近の吉田羊との不倫ドラマ（未鑑賞）も評判良かったみたいで、間違いなくこの作品でライダー俳優から完全脱皮できたことでしょう。
と言うか、はちゃめちゃに良い演技キメてて観た人の心鷲掴みしでしょうよ！！！！
ちょっとネタバレレビューしたいのでコメント欄に書きます。
