「新聞記者」の監督だから、ただの「ヤクザ浪漫」や「ヤクザファンタジー」ではないだろう…と期待していた。
やはり。
「社会のセーフティネット」としての家族＝ヤクザの話だった。
妙に素敵なカメラワークが多くて
エンドロールはミレパだし
なんかエモエモのエモですね。
（言いたい年頃の中年）
満席(中年夫婦率高)でビックリ。
ヤクザモノは人気あるのか？
けっこうチンピラとヤクザの区別があまりついてない人が多いですね。
まぁ、普通そんなもんか。
自分はヤクザの街で産まれて、ばあちゃんがタバコ屋やってたので
組事務所に補充に行ってたし
ヤクザのイロも子供も周りにいるし
本物ともまぁまぁ出会うから、チンピラとの違いや、ヤクザでも格の違いみたいなのは空気で分かるんですよ…。
(ノリで盃を交わした事もあるもので)
令和の今、あの人たちはどうなってるんかな。
本人に落ち度はなくても、実の家庭からも福祉からも漏れてしまって、生き場がない人達っている。
子供の貧困も問題になってるけど、コロナ後にはさらに増えると思う…
「武士道とは死ぬ事と見つけたり」
な世界だから、任侠。
ある種の美学ではあると同時に
社会問題の縮図なんだよな…と思った。
