冒頭のタイトルバックで心臓ごと持ってかれた感覚！めちゃくちゃカッコいいこれだから日本の任侠映画が大好きなんだ！
「ヤクザって何やってんだ？」って問いに対して北村有起哉が「漢を磨いています」ってバカ真面目に答えたのが全てで、どれだけ現代から乖離していくかの伏線だったんだなあと。「義理と人情」でやっていけるほど世の中はもう甘くない。寒い夜の密漁シーンなんて同情してしまうぐらいだった。そして、一度ヤクザの世界に肩まで浸かったら、二度と染み付いたモノは落ちない。社会が許さない。市原隼人の涙はルーキーズばりに心にグッときた。
「新聞記者」同様に社会の闇をここまで映画に反映させる藤井道人監督素晴らしい！カメラワーク！音楽！そして役者達の魂がヒシヒシとスクリーンか伝わってきた！北村有起哉！市原隼人！磯村勇斗！舘ひろし！それぞれの視点でまた作品一本ずつ作れるぐらいのバックボーンが透けて見えた！
良いもん見た、感！
