ヤクザ映画。
でも、ただ殴り合いし合う映画ではない。
これは"愛"に溢れた作品だと思った。
ヤクザとは義理人情を重んじるもの。
主人公山本はある事をきっかけにヤクザの道を歩むこととなる。
山本にとって自分の組、親父は本当に家族のような存在になってゆく。
父を亡くし家族という存在を知らない山本にとって、自分の居場所になっていたのだと思う。
なんだか切ない映画でもあった。
山本の優しさ、愛が自分、周りを苦しめていく。
ヤクザというだけで……。
全体を通してメッセージ性が強かった。かなり良かった。
また、綾野剛が最高だった。おぼつかない感じから、垢抜けた感じまで完璧に演じきられており、素晴らしかった。
舘ひろしも圧倒的親父感。包容力。見ているこっちまで親父に肩入れしてしまいそうだった。笑
⚠️やはりヤクザ映画なだけあり、暴力、出血するシーンが多いため苦手な人はご注意を!