2019年のヤクザは生活出来る？
子供の頃はヤクザがいた、ヤンキーもいた、社会に迷惑をかけているとニュースを見るたびに聞いていた、入る店にも気をつけていた、夜出歩くのに何を気をつければいけないかって、こういった反社会勢力の人に絡まれないことだった
大人が口を開けば「最近の若い奴らは」
これは電車で席を譲らない若者や、どこかしこでタバコを吸い、公共の施設で大声で話すガラの悪い若者が沢山いたからだ
当たり前だと思ってたし、これからもずっと反社会勢力と上手く関わっていかないといけないと思ってた
しかし、この10年くらいで本当に聞かなくなった、若い人たちはみんな席を譲るしタバコは吸わない、酒も苦手、公共の施設はみんな静か、みんながみんなを意識して生きている
そう、あの当たり前の人たちがほとんど消えてしまったのだ、その理由がこの映画で分かった
前半部分のあんなに社会の裏方を仕切っていた声のでかい体の大きな男達が、2019年には社会の取り締まりが厳しくなり、声も体も母体も小さく小さくなってしまったのだ
「体育会系ノリ、流行んないっすよ？」
この言葉がほとんど通用してしまう現代
「やんのかコラ、なめてんじゃねえぞ」
は最早通用しない‥
ヤクザ目線の現代を生きる恐怖を感じた‥
時代、変わるんだな‥
平成って何も変わらなくてつまらないって子供ながらに感じてたけど、気づいたらアレもこれも当たり前じゃなくなってて本当ビビるよ
