ストーリーだけ見ると面白い!とは言えないかもしれないが、役者さん一人一人がスクリーンの中で生きていて、画面に優しく映し出されている。
藤井監督といえばブルーだが今回は赤も良かったな。
現代社会にもヤクザ(今だとヤクザとは呼ばない人達)こういう人達が生きている事は頭の隅に入れておいていいと思う。
後半はキャストの老に反し成長した磯村勇斗演じる翼の瞳が光っていた。
刺青を入れているだけでも偏見がある世の中で彼の翼は折れずに跳べるのか。
親も生まれた場所も選べない。
時に間違った選択をする事もある。時代が変われば変わる事もあると日々感じる。どんな時代でも日本で生き直すチャンスをと思う。