「ヤクザと家族 The Family」
去年の新聞記者の監督の最新作と言うことで劇場で見る気がなくなり、配信まで待ってようやくNetflixで鑑賞した。新聞記者は蛇蝎のごとく嫌いな作品だったが、本作は普通。藤井道人が脚本も務めた自暴自棄に入ってる少年期に暴力団組長を助けた事でヤクザの世界に入った男と、組長の姿を通して現代におけるヤクザとその家族の実像を平成の3つの時代から描いた作品。なるほど、反社に対しての慈悲を問うお話だったのね。とりあえず時代は変わって、国民の目線ほど怖いものはないとヤクザが感じる新しい時代に入ったことを知らせる映画である。それからオープニングのシーンはかっこよかった。これはかなり嫌う観客もいるだろうね。てか、新聞記者もそうだったけどこのような作品を撮ってる監督って、何をどう導きたいんだろう…。主演の綾野剛っていろんな作品に出てるんだけど、だめな脚本の映画にも結構出てるからすげえなと思う。仕事選ばない感じだなぁと。館ひろしは貫禄ありすぎる。市原隼人久々に見たな。綾野剛と市原隼人が岬で抱き合うシーンのクローズアップがすごく印象的で良かった。
