うーん、深い、深いです、深過ぎます。
タイトル、序盤からして、単なるヤクザ映画かと思いきや、中盤からラストにかけての、重苦しくモヤモヤする展開。。。でもそれが良かった、映画としては。
ヤクザの人権、世に義理人情が大切とされていた時から、人権義理人情なんかは関係なく、金の切れ目が縁の切れ目になっていく時代。
昨今のSNSの怖さ、ヤクザが表沙汰に出来なくなってきた中での半グレのあり方とヤクザのあり方の違い。
更に一度ヤクザの世界に入り込んだら、抜けたくてもレッテル貼りから逃れられない生きづらさ。
それに巻き込まれる他者。
とかなり色々な背景が入り組んでいたが、ヤクザ映画=界隈成功者が題材にされる中で、ヤクザとしては生き残れなかった側を描いた映画は初めて見たような気がする。
綺麗事だけじゃない世の中、義理人情の繋がりなんかより影響力の強いネット社会。
世の中なかはたった14年で大きく変わった事を感じる。
"必要悪"とは存在するのか?
総じて言えることは、今自分の身の回りにいる"家族"を大切にしようということ。。。
俳優人的には、個人的には尾野真千子が一番不便でした泣
綾野剛主演の裏側系映画はハズレなし
舘ひろしの渋さと演技力