このレビューはネタバレを含みます
めちゃくちゃ社会派ドラマだった。これもまた一つの差別なんだろうか。社会として、悪は正しく裁かれてほしいけれど、悪とはなんだろうか。社会のあり方は本当に難しい。結局ラベルでは人は判断できないけど、人間性は簡単に測れないし、何を良い人間性とするのかも、実のところは人に依っているのかも。ラストシーンには一筋の光を感じたけど、それでも正直物語の結末が悲しすぎる。
最初の海のシーンが好きだった。なんでヤクザやってるの?の質問に対する、家族だからなんでとかないっていう答えが、本当に主人公にとってはそうなんだって、すごく頭に残った。
悲しかったけど、見入ってしまう良い映画でした。綾野剛ほんといい演技するなー。あとタイトルの出し方が神、めっちゃかっこいい。