Harigane

太陽がいっぱいのHariganeのレビュー・感想・評価

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)
3.9
<あらすじ>
アメリカの青年トム(アラン・ドロン)は大富豪の息子フィリップ(モーリス・ロネ)の父親にイタリアで遊ぶ息子を連れ戻してほしいと頼まれる。
フィリップと友人関係にあったトムはフィリップを連れ戻そうと説得するが、フィリップは貧乏のトムを小馬鹿にしながら恋人のマルシェ(マリー・ラフォレ)といちゃつきながら自由奔放に遊び続ける。
フィリップの横柄な態度に我慢の限界を迎えたトムはやがてフィリップに殺意を覚え・・・

<感想>
アラン・ドロン作品は「サムライ」に続いてこれが2作目✌️
今作も彼の魅力に溢れた作品になっていました🌈✨
たとえ犯罪者であろうが、やっぱりアラン・ドロンはカッコいいですね😂

友人関係でありながらもフィリップのトムに対する態度は酷いものでした🫢
クルーザーでセーリングに出かけた際にも、トムを小型ボートに乗せて突き放してしまう😬
トムは炎天下の中酷い日焼けを負い、熱中症に。。
これはトムが殺意を抱くのも理解出来るほどに、フィリップは嫌な奴でした😣

犯罪に手を染めてしまったトム。
もうそこからは後には引けない👣
ひたすら突き進むのみです🏃‍♂️💨
ここからの展開もハラハラしながらどんどん引き込まれていきます⚡️
何事も手際よく行っていくトム、かなりのやり手でした🔥

終盤になり、何もかもが上手くいってしめしめと言った表情のトムがこう言います。
「太陽がいっぱいだ 今までで最高の気分だよ」
なるほど、ここでこのタイトルが使われているんですね☀️

とんとん拍子に物事が進む中、ラストの演出は見事でした💫
この後どうなっていくかは想像できるものの、その直前のシーンでこの映画は終わります。
これはなんとも言えない余韻に浸らせてくれました😳
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