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るろうに剣心 明治剣客浪漫譚 新京都編 前編のEDDIEのレビュー・感想・評価

2.0
なんでリメイクした?







「るろうに剣心」は漫画、アニメ、実写とひと通り観ています。10年ちょっと前に発売したアニメのDVDボックスを購入したぐらい好きです。
ただ唯一この新京都編だけ観たことがありませんでした。『維新志士の鎮魂歌』も観ています。

いやはやなぜこれを制作したのか、その目的が謎すぎます。
しかも劇場公開されたとか?それも知りませんでした。

本作は大人気の京都編を、人気キャラ巻町操の視点で描くという新たな試み。
そんな新しいやり口は個人的には大歓迎なんですが、ファンからすれば心躍る設定が大きく改変されていることからノレないし、初見のファン以外の層に向けてと考えてもダイジェストすぎて「るろ剣」の良さが微塵も伝わりません。

アニメシリーズが地上波テレビ放送されていたのは1996年〜98年ですが、同じ声優陣を起用していることもあり、特に弥彦の声、富永みーなさんはちょっとしんどい部分がありましたね。

あとはキャラデザインがひどい。基本的、全体的に絵は綺麗になっているんですが、引きの絵のときの操の顔が変だったり、細かいところ描写が雑だったりと、なかなか見てられませんでした。

ストーリーラインもオリジナルから大きく改変しており、面白くなるならまだしも違和感しかありません。

刀狩りの張に至っては彼のとっておきである「薄刃乃太刀」での戦いの描写すらなく、ファンからすれば残念さしかありません。

本当になんでこれ作ったんだろう…。

※2021年自宅鑑賞83本目
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