【夢への歩みは大きかろうと小さかろうと。】
面白いのぉ。僅かな火だ。だが、第四軍の歩兵の中に異彩を放つ小さな火がある。そういう所には何かがある。一の働きが十を動かし、千に繋がり、万を崩す。小さな火から始まる連鎖が大炎を呼び込み、戦局は一気に終局に向かう。戦とはそういう物じゃのぅ!皆の者!
無理じゃない!だってお前はまだ生きてるじゃないか!!!
いいか、信。勇猛と無謀は違う。そこを履き違えると、何も残さず早く死ぬ。
猛牛を仕留めるのにいきなり頭を狙う必要はありませんからねぇ。
これまで五百年の争乱が続いたならば、あと五百年続くやもしれん。俺が剣を取るのは、これから五百年の争乱の犠牲を無くす為だ。俺は…中華を統一する最初の王となる。