ゴン吉

亡国のイージスのゴン吉のレビュー・感想・評価

亡国のイージス(2005年製作の映画)
3.9
自衛隊が抱える問題を描いたアクション作品。 

イージス護衛艦いそかぜの若い乗組員の如月たちは、上陸中に一般市民の若者と喧嘩して、傷害事件を起こしてしまう。
警官に連行されるところを上官の先任伍長が駆けつけ、事件をもみ消す。
イージス護衛艦に戻った先任伍長らは上官に報告せずに事件をうやふやにするも、上官達もそれで良しとする。
その直後に艦内で殺人事件が起き、如月が区画に閉じこもる。
先任伍長は裏から突入し、如月の言葉を信じずに、彼が持っていた通信機を破壊して身柄を副長に引き渡してしまう。
しかし如月は防衛庁情報局DAISの工作員で、副長らはテロリストであった。
先任伍長のミスで、DAISとの通信手段も失い、孤立してしまう。
イージス艦は乗っ取られてしまい、東京が攻撃の標的とされる。
果たして東京の運命は? 

事件のもみ消しや隠蔽体質、無許可での勝手な作戦実行、専守防衛などの平和ボケした先任伍長などが描かれています。
お陰で多くの人命が失われます。
真面目な自衛官の方が本作品を観たら何て思うのかな。
まさに亡国の作品です。
「日本はもはや亡国と化してしまったのだろうか?」  

地上波TVで鑑賞
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