「言葉遣いを何とかしろよ」
海上自衛隊の鉄壁の守りを誇るイージスシステムを搭載した護衛艦「イージス艦」
その船が一部の急進的な自衛官幹部と某国の特殊工作員により占拠される。
彼等は日本政府の隠蔽してきた事件の公表を求め特殊細菌兵器搭載のミサイルを東京へと標準を定める。
一度は退艦を命じられた先任伍長の男は単身、船を取り戻すために占拠された船へと戻る。
果たして船を取り戻すことは出来るのか。
誰に気を使ったのか知らないが某国の特殊工作員達の描き方が弱い。
途中で制服から戦闘服に変わった程度では緊迫感が無い。
敵の首魁も存在感はあるが、それだけで目的遂行の意志が感じられない。
日本人をバカにする割には情けを掛けて止めを刺さない緩い人間に見えてしまう。
後半のクライマックスも間延びした雰囲気でアクションにも切れがない。
対応する首相や各官庁のお役所仕事は良く描けていた。
真田広之さんでなかったら最後まで見れなかったかもしれない。