このレビューはネタバレを含みます
駅ナカで生まれて改札から出たことのない人間の物語を思いついたことがあったんだけど、この映画は船から降りたことのない男の物語。
語り手がいる回想と現在を行き来する系の作品、現在パートがだいたいくどいので「はよ続きを話さんかーい」となってしまう。
ラストで爆破される船に実は隠れていたピアニスト。あんなボロ船で何食って暮らしてたのだ？服はなんであんなに綺麗なんだ？と考えると、あれはコーン吹きが見た幻、幽霊、ビッグフィッシュよろしくの作り話といった想像もできる。
コーン吹きが事前に店のピアノの中にレコードを仕込み、いろんな楽器屋であれを延々とやって生活費を稼いでいたら面白い（発想がゲス）
トルナトーレはちょっと説教くさいのが苦手なんだけど、作品としては面白い。
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